VlogやYouTubeの動画が一般的となり、撮影用機材もそれに合わせて需要が高まりました。今回は屋内でも屋外でも手軽に使うことができるDJIから発売されているOSMO ACTION3のカメラについて実際に購入して6か月間使った私が紹介します。
こんな方に向けた記事です。
・動画撮影に興味がある。
・カメラで動画撮影したい。
・初心者でどのカメラを買ってよいか分からない。
概要
1 デザイン
- クイックリリース設計: カメラを水平または垂直に素早く取り付けることができます。
- フルカラータッチ画面: 前面と背面にタッチ画面を搭載し、パラメーター調整や映像の確認が簡単に行えます。
- 耐寒性と防水性: 過酷な状況下でも使用可能で、防水ケースを使用すれば最大60mまでの防水性能を持ちます。
2 仕様
- サイズ: 70.5×44.2×32.8 mm
- 重量: 145 g
- カメラセンサー: 1/1.7インチ CMOSセンサー
- レンズ: FOV 155°、絞り f/2.8
- 最大解像度: 4000×3000
- 動画解像度: 最大4K@120fps、1080p@240fps
- バッテリー: 1770 mAh、最大160分の連続使用が可能
- 接続: Wi-Fi、Bluetooth 5.0
3 主な機能
- デュアルタッチスクリーン: 前面と背面にフルカラーのタッチスクリーンを搭載し、パラメーター調整や映像の確認が簡単に行えます。
- クイックリリース設計: カメラを水平または垂直に素早く取り付けることができます。
- 優れた手ブレ補正: DJIの電子手ブレ補正技術「HorizonSteady」が搭載されており、激しい動きの中でも安定した映像を撮影することができます。
- ライブストリーミングとSNS共有: Wi-Fiを介して直接ライブストリーミングが可能で、リアルタイムでの共有が簡単です。
- 耐寒性と防水性: 過酷な状況下でも使用可能で、防水ケースを使用すれば最大60mまでの防水性能を持ちます。
4 特徴
- 高解像度と高フレームレート: 最大4K/120fpsの動画撮影が可能で、滑らかでクリアな映像を記録できます。
- 広角レンズ: 155°の広角レンズを搭載し、広範囲のシーンをカバーすることができます。
- 長時間バッテリー: 1770 mAhのバッテリーで、最大160分の連続使用が可能です。
- 音声コントロール: 音声コマンドで操作が可能です
5 使用目的
- スポーツ撮影: スキー、サーフィン、マウンテンバイクなどのアクティビティで、手ブレ補正機能を活かして滑らかな映像を撮影できます。
- 旅行: コンパクトで持ち運びやすく、どこでも高品質な映像を記録できます。
- Vlog: デュアルタッチスクリーンと高解像度の映像で、Vlog撮影に最適です。
- 水中撮影: 防水性能が高く、水深16mまでの撮影が可能です
6 アドベンチャーコンボの魅力
アドベンチャーコンボは、スタンダードコンボに比べて以下の追加アクセサリーが含まれており、より多機能で便利です:
- エクストリームバッテリー: 合計3つのバッテリーが同梱されており、長時間の撮影が可能です。
- 多機能バッテリーケース: 3つのバッテリーを同時に充電でき、microSDカードも収納可能。さらに、パワーバンクとしても使用できます。
- 延長ロッド(1.5m): セルフィーやクリエイティブな撮影が簡単に行えます。
これらのアクセサリーにより、アドベンチャーコンボは特にアウトドアや長時間の撮影に最適です。
性能と映像品質
1 4K撮影とfpsについて
DJI Osmo Action 3は、4K解像度での撮影に対応しており、フレームレート(fps)も多様に選べます。具体的には、以下の設定が可能です。
- 4K (4:3): 24/25/30/48/50/60fps
- 4K (16:9): 24/25/30/48/50/60/100/120fps
これにより、滑らかな映像やスローモーション撮影が可能です。また、電子手ブレ補正機能「RockSteady」や「HorizonSteady」も搭載されており、動きの多いシーンでも安定した映像を撮影できます。
2 画質と音質
画質
- 4K解像度での撮影が可能で、非常に高精細な映像を記録できます。
- HDR動画機能により、明暗差の大きいシーンでもディテールをしっかりと捉えます。
- RockSteady 3.0とHorizonSteadyの電子手ブレ補正機能で、動きの多いシーンでも安定した映像が得られます。
音質
- ステレオ録音に対応しており、臨場感のある音声を記録できます。
- 風切り音低減機能が搭載されており、屋外での撮影でもクリアな音声を確保します。
- 外部マイクを接続することも可能で、さらに高品質な音声録音ができます。
3 手ブレ補正
- RockSteady 3.0: 高度な電子手ブレ補正技術で、激しい動きの中でも滑らかで安定した映像を撮影できます。
- HorizonSteady: 水平方向の安定化機能で、カメラが傾いても水平を保ち、プロフェッショナルな映像を実現します。
アクセサリーと対応パーツ
1 おすすめアクセサリー一覧
防水ケース: 水深60mまでの防水性能があり、水中撮影に最適です。
延長ロッド: 自撮りや高い位置からの撮影に便利です。
外部マイク: 高品質な音声を録音するための外部マイク。風切り音低減機能付きのものもあります。
バッテリー: 予備のバッテリーを持っておくと、長時間の撮影でも安心です。
充電ケース: 複数のバッテリーを同時に充電できるケース。持ち運びにも便利です。
NDフィルターセット: 明るい環境での撮影時に、光の量を調整して最適な露出を得るためのフィルター。
ヘッドストラップ: ハンズフリーで撮影するためのヘッドストラップ。アクティブなシーンに最適です。
吸盤マウント: 車やガラス面にカメラを固定するための吸盤マウント。ドライブ中の撮影に便利です。
2 防水ケースとその利点
高い防水性能:
防水ケースを使用することで、水深60mまでの防水性を実現します。これにより、ダイビングやシュノーケリングなどの水中撮影が可能です。
高強度ガラス:
- ケースには高強度ガラスが使用されており、カメラビューの映像をクリアに確認できます。
耐衝撃性:
- 高い衝撃圧力や水圧にも耐える設計になっているため、過酷な環境でも安心して使用できます。
保護等級IP68:
- 防水ケースは保護等級IP68を誇り、長時間の水中撮影や高い水圧がかかる状況でもカメラをしっかりと保護します。
バッテリーと充電
1 バッテリーの駆動時間と実績
- 通常の使用: 1080p/30fpsの設定で、最大約160分の連続撮影が可能です。
- 高解像度撮影: 4K/60fpsの設定では、約66分の連続撮影が可能です。
- 低温環境: -20°Cの低温環境でも、約150分の連続撮影が可能です。
充電時間
- PD急速充電に対応しており、約18分で80%まで充電できます。
2 充電オプションの比較
USB-C充電
- 充電時間: 約58分でフル充電。
- 利便性: 標準的なUSB-Cケーブルを使用するため、手軽に充電できます。
- 使用シーン: 日常的な使用や短時間の撮影に最適です。
モバイルバッテリー
- 充電時間: モバイルバッテリーの容量と出力によりますが、一般的にはUSB-C充電と同程度。
- 利便性: 外出先でも充電が可能で、長時間の撮影に便利です。
- 使用シーン: 旅行やアウトドア活動、長時間の撮影に最適です。
マルチファンクションバッテリーケース
- 充電時間: 3つのバッテリーを同時に充電する場合、0%から80%まで約58分、100%まで約120分。
- 利便性: 複数のバッテリーを一度に充電できるため、効率的です。
- 使用シーン: プロフェッショナルな撮影や長時間のプロジェクトに最適です。
耐久性と条件
1 防水と水深対応
- 防水性能:防水ケースなしで最大水深16mまで対応しています。防水ケースを使用すると、最大水深60mまで使用可能です。
- 耐寒性:-20℃の極寒環境でも動作します。
2 耐寒性について
DJI Osmo Action 3は、極寒環境でも優れた性能を発揮します。具体的には、-20℃までの低温でも正常に動作します。これにより、冬のスポーツや寒冷地での撮影にも安心して使用できます。
製品の価格とレビュー
1 市場での価格比率
DJI Osmo Action 3の市場価格は、購入するコンボによって異なります。以下は、主なコンボの価格情報です:
- 標準コンボ:約29,700円
- アドベンチャーコンボ:約45,100円
標準コンボは基本的なアクセサリーが含まれており、アドベンチャーコンボは追加のバッテリーや延長ロッドなどが含まれています。価格差はありますが、用途に応じて選ぶと良いでしょう。
2 ユーザーレビューと評価
- 長時間撮影の安定性:熱停止が少なく、長時間の撮影でも安定して動作する点が評価されています。
- 画質の向上:初代モデルに比べて画質が向上し、色合わせがしやすくなったとの声があります。
- バッテリー性能:バッテリーの持ちが良く、充電時間も短縮されているため、連続撮影が可能です。
- 手ブレ補正:手ブレ補正機能が強化されており、アクティブなシーンでも滑らかな映像が撮れると好評です。
- HDR撮影:太陽光が強い場面では、一部白飛びや暗部が黒く沈むことがあるとの指摘があります。
- 熱処理:極端な高温環境では、依然として熱停止のリスクがあるとの報告があります。
全体的に、DJI Osmo Action 3は高い評価を受けており、特に長時間撮影や手ブレ補正の性能がユーザーに支持されています。
ライブ配信機能の活用
1 VLog制作への活用
DJI Osmo Action 3は、Vlog制作に非常に適したアクションカメラです。以下のポイントを活用することで、より魅力的なVlogを制作できます。
高画質撮影
Osmo Action 3は、4K/120fpsの高画質動画撮影が可能です。これにより、滑らかでクリアな映像を撮影できます。
強力な手ブレ補正
アクティブなシーンでも手ブレを抑える「RockSteady 3.0」手ブレ補正機能が搭載されています。これにより、歩きながらの撮影や動きの多いシーンでも安定した映像が得られます。
ライブ配信機能
Osmo Action 3は、Wi-Fi接続を利用してYouTubeやFacebookでのライブ配信が可能です。これにより、リアルタイムで視聴者とつながることができます。
耐久性と防水性能
水深16mまでの防水性能を持ち、過酷な環境でも安心して使用できます。アウトドアや水中での撮影にも最適です。
簡単な操作性
タッチスクリーンと直感的なインターフェースにより、設定や操作が簡単です。初心者でもすぐに使いこなせます。
豊富なアクセサリー
Osmo Action 3には、様々なアクセサリーが用意されており、撮影の幅を広げることができます。例えば、マウントやフィルターを使うことで、よりプロフェッショナルな映像が撮影できます。
2 オンライン共有の方法
DJI Osmo Action 3で撮影した動画をオンラインで共有する方法は以下の通りです:
DJI Mimoアプリを使用
- スマートフォンにDJI Mimoアプリをインストールします。
- Osmo Action 3をWi-Fiネットワークに接続し、DJI Mimoアプリとペアリングします。
- 撮影した動画をアプリ内で選択し、アップロードします。アップロード後、生成されたリンクを共有できます。
ライブ配信
- DJI Mimoアプリを使用して、YouTubeやFacebookでライブ配信が可能です。アプリ内で「ライブ配信」を選択し、配信プラットフォームを選んで設定を行います。
スマートフォンに保存:
- 撮影した動画をスマートフォンに保存し、SNSやメールなどで共有することもできます。
3 ライブ配信に最適な設定は?
DJI Osmo Action 3でのライブ配信を最適化するための設定は以下の通りです:
解像度とフレームレート:
- 解像度: 1080p(フルHD)を推奨します。これにより、視聴者に高品質な映像を提供できます。
- フレームレート: 30fpsが一般的ですが、動きの多いシーンでは60fpsに設定すると滑らかな映像が得られます。
ビットレート:
- ビットレート: 4-6 Mbpsを目安に設定します。これにより、映像の品質とストリーミングの安定性がバランス良く保たれます。
音声設定:
- マイク感度: 環境に応じて調整します。風切り音が気になる場合は、ウィンドノイズリダクション機能をオンにします。
接続の安定性:
- Wi-Fi接続: 強力で安定したWi-Fiネットワークを使用します。可能であれば、有線接続も検討してください。
バッテリー管理:
- バッテリー: ライブ配信中にバッテリーが切れないよう、フル充電しておくか、外部バッテリーを使用します。
プラットフォーム設定:
- YouTubeやFacebookの設定: 配信プラットフォームの設定を事前に確認し、ストリームキーやプライバシー設定を適切に設定します。
これらの設定を調整することで、よりスムーズで高品質なライブ配信が可能になります。
まとめ
DJI OSMO ACTION3は持ち運びが便利で、初心者にも扱いやすくなっており、初めてVlog撮影などをする際でも、高画質のフレームと手ブレ補正で綺麗な映像が誰でも簡単に撮影できるカメラです。
動画撮影に興味あるけど、どのカメラを買っていいか分からないという方に、ぜひおススメできる一品ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
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