王様ランキングのここに感動する４つのポイント

マンガ・アニメで話題となった王様ランキング。感動をしてしまうストーリーは子供より大人にささる作品であると感じました。

今回は王様ランキングのマンガ・アニメを見た私がここに感動したと思う４つのポイントについて紹介していきます。

王様ランキングとは

『王様ランキング』（おうさまランキング）は、十日草輔による日本の漫画。漫画投稿サービス『マンガハック』にて2017年5月20日から毎週土曜日に更新されている。『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019』6位。単行本がKADOKAWAのビームコミックスレーベルより発売されており、2021年12月時点で累計発行部数は150万部を突破している。

2021年10月から2022年3月までフジテレビ『ノイタミナ』枠ほかにて2クール連続で放送された。

あらすじ

巨人の両親を持ちながら体が小さく、剣すらまともに振れない非力な王子・ボッジ。耳が聞こえず言葉も話せない彼は、周囲から王の器ではないと思われていた。しかし、カゲという友を得たことでボッジの人生は動き出す。

（１）ボッジ

本作の主人公。ボッス王国の第一王子。巨人の両親を持ちながら小柄で短剣どころか石すら持ち上げられないほどの非力だが、強さに憧れ王になることを夢見ている。

非力なことに加え耳も聞こえず言葉も話せないことから第一王子ながら周囲からは軽侮されているが、非常に素直な性格。

（２）カゲ

目玉のついた影のような生物で、絶滅した暗殺集団「影の一族」の生き残り。ひねくれもの。ボッジの言葉を唯一理解できる。

幼少時に一族を皆殺しにされコソ泥のような生活を送っていたが、偶然出会ったボッジの器の大きさに触れ「どんな時も味方になる」ことを誓う。

人間ではないが店での買い物などでも特に奇異に思われることはなく、社会に溶け込んでいた。しかし一族の悪評が広まってからは人々に爪弾きに遭っている。

感動するポイント

（１）強く生きようとする主人公・ボッジの姿に泣ける

主人公ボッジは耳が聞こえず、非力な王子として国中の国民が憐みやからかいの対象でした。

しかしボッジは外では笑顔で生活しています。どんなに軽蔑されようとも強くあろうとするその姿勢が逆に見ていて辛くなってしまいます。

また、お城では剣の鍛錬に人一倍励みますが、非力なボッジは剣もまともに振れないので兵士からも馬鹿にされます。

部屋では一人でしくしく泣いている姿に、心が締め付けられます。

（２）カゲとボッジの出会い

絶滅した暗殺集団「影の一族」の生き残りで幼少時に一族を皆殺しにされ、逃げ延びた町でコソ泥のような生活を送っていたため、生きるためには人を騙したり、盗みを働いたりを続けていくうち、カゲの心は徐々にすり減っていってしまいます。

ボッジと出会い、なぜかボッジの言葉が理解できたことがきっかけで、カゲとボッジの物語は始まります。

（３）親の愛に泣ける

ボッジの実の母はすでに亡くなっており、物語に登場する継母のヒリングはきつい性格でヒステリックな言動も多いが実際は心優しい女性で、継子であるボッジにも分け隔てなく愛情を注いでいる不器用な母の愛にグッときます。

カゲの母は一族が皆殺しに合うさなか、カゲを逃がすために囮となり討伐隊に打ち取られてしまう。

両方の親の子への愛が、物語を通じて強く感じることができることは感動間違いなしです。

（4）アニメが感動する

序盤が悲しくなる展開が多いです。ボッジの現状とカゲの過去の話なので見ててつらいですが、中盤からボッジが成長していく話が増え、終盤はボッジの努力が実を結び、国中の人から認められる展開になるので、一番感動します。

まとめ

感動するアニメが見たいという方はぜひ王様ランキングをマンガとアニメで見てほしいです。

大人にこそささる内容になっていますし、人があきらめずに成功を勝ち取るには努力しなければならないことを改めて訴えている作品です。