福岡にある意外と知られていないおススメスポットに涅槃像(ねはんぞう)がある南蔵院があります。私も1度行ったのですが、これが中々のランドマークでしたので、ぜひ紹介したいと思い記事にしました。
こんな方に向けた記事です。
・福岡県のおススメスポットが知りたい。
・涅槃像ってなに?
・観光客の少ないスポットに行きたい。
福岡の南蔵院に迫る!世界最大の涅槃像の魅力
1 涅槃像とは?その意味と歴史
涅槃像(ねはんぞう)とは、釈迦が入滅(亡くなる)する様子を表現した仏像のことです。通常、釈迦が右手で頭を支え、横たわっている姿で描かれます。涅槃像は「寝釈迦」や「寝仏」とも呼ばれ、特に東南アジアの仏教寺院で多く見られます。
意味
「涅槃(ねはん)」は、煩悩の火を吹き消し、最高の悟りの境地に達することを意味します。釈迦が亡くなる際にこの境地に達したとされ、その姿を表現したのが涅槃像です。
歴史
涅槃像の起源は古代インドにあり、ガンダーラ美術の影響を受けて発展しました。6世紀頃には仏伝から独立した図像として確立され、中央アジアや中国、日本にも伝わりました。日本では、平安時代から涅槃図(釈迦の入滅を描いた絵画)とともに多くの寺院で見られるようになりました
2 南蔵院の涅槃像の特徴と大きさ
南蔵院(福岡県篠栗町)にある涅槃像は、世界最大のブロンズ製涅槃像として知られています。この涅槃像の特徴と大きさについて詳しく説明しますね。
特徴
- 材質: ブロンズ製
- 姿勢: 釈迦が右手で頭を支え、横たわっている姿
- 表情: 穏やかで安らかな表情をしており、釈迦の入滅の瞬間を象徴しています
- 装飾: 涅槃像の周囲には、多くの仏教関連の彫刻や装飾が施されています
大きさ
- 全長: 約41メートル
- 高さ: 約11メートル
この巨大な涅槃像は、1995年に建立され、多くの参拝者や観光客を魅了しています。南蔵院の涅槃像は、その壮大さと美しさから、訪れる人々に深い感動を与えています。
3 なぜ南蔵院の涅槃像が人気なのか?
1. 規模と壮大さ
南蔵院の涅槃像は全長約41メートル、高さ約11メートルと、世界最大のブロンズ製涅槃像です。この圧倒的な規模と美しさが、多くの人々を引きつけます。
2. 精巧な彫刻
涅槃像は非常に精巧に作られており、釈迦の穏やかな表情や細部に至るまで丁寧に彫刻されています。この芸術的な価値も人気の一因です。
3. 歴史と文化
南蔵院自体が歴史ある寺院であり、涅槃像はその象徴的な存在です。訪れる人々は、仏教の教えや歴史に触れることができるため、文化的な興味を持つ人々にも人気です。
4. 観光スポットとしての魅力
南蔵院は福岡県の観光スポットとしても知られており、涅槃像はその中でも特に注目されています。美しい庭園や他の仏像もあり、訪れる価値が高い場所です。
5. 精神的な癒し
多くの参拝者が、涅槃像の前で心を落ち着け、精神的な癒しを求めています。釈迦の安らかな姿は、訪れる人々に平和と安らぎをもたらします。
アクセスと交通手段:南蔵院への行き方
1 博多駅からのアクセス方法
電車でのアクセス
- JR博多駅から**JR福北ゆたか線(篠栗線)**に乗車します。
- 城戸南蔵院前駅で下車します。所要時間は約20分です。
- 駅から南蔵院までは徒歩約3分です。
車でのアクセス
- 福岡市内から都市高速を利用し、高速201号経由で約30分です。
- 福岡インターから国道201号経由で約15分です。
- 南蔵院には無料駐車場が3ヶ所ありますが、バスの駐停車は禁止されています
参拝の方法と涅槃像を楽しむコツ
涅槃像への参拝手順
1. 入場
- 南蔵院の入口から入場します。案内板に従って進んでください。
2. 手水舎での清め
- 手水舎(てみずしゃ)で手と口を清めます。これは参拝前の礼儀です。
3. 本堂への参拝
- 本堂に向かい、参拝します。お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼の作法でお参りします。
4. 涅槃像への参拝
- 涅槃像の前に進みます。涅槃像は巨大なブロンズ製の仏像で、横たわる釈迦の姿を表しています。
- お賽銭を入れ、手を合わせてお参りします。
5. お守りやお札の購入
- 参拝後、お守りやお札を購入することができます。これらは本堂や涅槃像の近くで販売されています。
6. 散策
- 南蔵院の敷地内を散策し、他の仏像や庭園も楽しんでください。
南蔵院周辺の人気観光スポット
1 宝くじの聖地、篠栗の魅力
篠栗町は、福岡県に位置する自然豊かな町で、多くの魅力があります。特に有名なのは「篠栗四国八十八カ所霊場巡り」です。これは、町内に点在する88の札所を巡るもので、願い事が叶うとされています。
篠栗四国八十八カ所霊場巡り: 1835年に始まったこの巡礼は、全長約50kmで、徒歩で3泊4日、車で2日ほどで巡ることができます。南蔵院をはじめとする多くの寺院があり、心身のリフレッシュに最適です。
九大の森: 九州大学と共同で管理されているこの森は、四季折々の自然が楽しめる場所です。特に秋の紅葉は見事で、インスタ映えするスポットとしても人気です。
米ノ山展望台: 標高594メートルのこの展望台からは、福岡市内を一望でき、夜景スポットとしても有名です。デートや家族連れにもおすすめです。
2 フォトスポットとしての南蔵院
1. 釈迦涅槃像
- 世界最大級のブロンズ製釈迦涅槃像は、全長41メートル、高さ11メートルの巨大な仏像です。この壮大な姿は、どの角度から撮影しても圧巻です。
2. 四季折々の風景
- 南蔵院の境内は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の美しい風景が楽しめます。特に秋の紅葉は見事で、涅槃像とのコントラストが美しい写真を撮ることができます。
3. 七福神トンネル
- 境内には七福神が祀られているトンネルがあり、ユニークな写真が撮れます。トンネル内の七福神像と一緒に撮影することで、運気アップの写真が撮れるかもしれません。
4. その他の仏像や庭園
- 南蔵院には他にも多くの仏像や美しい庭園があり、散策しながら様々な写真を撮ることができます。特に、静かな池や石庭はリラックスした雰囲気の写真を撮るのに最適です。
南蔵院でのランチと周辺の飲食店
1 涅槃像を見た後のおすすめランチ
南蔵院の涅槃像を見た後におすすめのランチスポットとして、「たまや」があります。おしゃれで落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。メニューには天ぷら定食や天丼、うどん、そばなどがあり、地元の食材を使った料理が人気です
南蔵院の料金と開館時間について
1 涅槃像の見学料金
南蔵院の涅槃像の見学は、基本的に無料で行えます。ただし、涅槃像の体内参拝を希望する場合は、500円の祈願供養料が必要です。
また、8人以上の団体で訪れる場合は、事前予約が必要で、1人あたり200円の入場料がかかります
2 南蔵院の開館時間と休館日
南蔵院の開館時間は毎日9:00から17:00までです1。ただし、涅槃像の拝観時間は7:00から16:30までとなっています。
南蔵院には特定の休館日はありませんが、団体での訪問や特別な行事がある場合は事前に確認することをおすすめします。
涅槃像を訪れることで得られる体験
1 心の癒しをもたらす理由
静寂な環境:南蔵院は自然に囲まれた静かな場所にあり、訪れるだけで心が落ち着きます。鳥のさえずりや風の音が、日常の喧騒から離れたリラックスした時間を提供してくれます。
涅槃像の存在:巨大な涅槃像は、その穏やかな表情と姿勢が見る人に安らぎを与えます。仏教の教えに触れることで、心の平穏を感じることができます。
瞑想や祈りの場:南蔵院では瞑想や祈りを行うスペースがあり、心を落ち着けるための時間を持つことができます。特に阿字観瞑想教室などのイベントは、心の浄化に役立ちます。
自然との調和:境内には美しい庭園や池があり、四季折々の風景を楽しむことができます。自然との触れ合いが、心身のリフレッシュに繋がります。
歴史と文化:南蔵院の歴史や文化に触れることで、日常のストレスから解放され、心の豊かさを感じることができます。
2 体内にある涅槃像の意味とは?
涅槃像(ねはんぞう)は、お釈迦様が亡くなられた姿を表現した仏像です。涅槃とは、仏教において煩悩が完全に消え去り、苦しみから解放された安らぎの境地を意味します。
涅槃像は、お釈迦様が入滅(亡くなられること)する際の姿を描写しており、通常は右手を枕にして横たわっている姿で表現されます。
まとめ
涅槃像がある南蔵院は、シンボルマークでもある涅槃像が有名で、これを目当てに多くの観光客が足を運ぶランドマークですが、他の観光地と比較して人は多くないので、混み合うこともなく、山手にあるため静かです。
博多駅からのアクセスもできるので、癒しを求めている方や、穴場スポットを探している方にはぴったりの場所となっています。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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