FP3級(ファイナンシャルプランナー)を合格した私が教える、合格のためにやるべき5つのこと。

レビュー

有名な資格試験の一つにFP3級(ファイナンシャルプランナー)があります。

誰でも取得可能で資格をまず取ってみたいと考えている方にもおすすめできるものです。

今回は無知からFP3級を初めて受験し、約3か月で合格できた私が教える資格取得のための5つのコツを紹介します。

カバーニ
カバーニ

こんな方に向けた記事です。

・FP3級の資格を取りたい。

・何に役立つか知りたい。

・そもそもFP3級って何?

FP3級ってどんな資格

顧客の資産運用などに関してアドバイスを行うファイナンシャル・プランナー。このファイナンシャル・プランナーとして働くときに、大きな力となるのが「ファイナンシャル・プランニング技能士(以下:FP)」の資格です。

FPには1~3級の資格があり、初学者が最初に目指すのが3級の資格。

難易度と合格率

FP3級では、学科試験と実技試験で合否が判定されます。学科試験は、資金計画、年金・保険、税、投資、不動産、相続といったお金に関わる幅広い知識が問われる内容となっています。

実技試験は、実際の相談業務を見据えた内容となっており、受験生は苦手意識を抱きがちですが、実務経験がなくても学科試験の知識を活かして対応可能です。

合格率はおおむねおおむね50~80%の間で推移しており、テキストや問題集で基本をまんべんなく習得できていれば、無理なく合格できるレベルです。

資格取得によるメリット

FP資格の中では入門編的な資格であるFP3級試験。この試験に合格し、FP3級の資格を取得する事によるメリットを紹介しておきましょう。

FP3級で問われる知識は、金融資産の運用に関する基礎知識や、将来の保険や年金に関する基礎的な知識です。

こういった知識はこれから金融業界等、ファイナンシャル業界で働く方にとっては、知っておいて当然の知識となります。FP3級を取得しているため、こういった基礎的な身についていることを証明できるでしょう。

また、FP3級の知識は、仕事面だけではなく自分自身の生活にも活用できます。FP3級を取得することで得た知識があれば、自身のライフスタイルなどを冷静に見極め、判断できるようになるでしょう。

試験機関がきんざい、日本FP協会の2つがある

FP試験は国家試験の中では珍しく、実施団体が2つあります。「金融財政事情研究会(以下:きんざい)」と「日本FP協会」です。

FPは2002年制定という比較的新しい国家資格です。ファイナンシャル・プランナーの資格はこのFPが制定されるまで、民間資格がいくつか存在していました。その民間資格を認定していたのが、上で紹介したきんざいと日本FP協会です。

その流れを汲み、FP資格の制定と同時に、この2つの団体で試験を実施することが決まり現在に至っています。

試験実施団体は2つに分かれていますが、FP3級の試験の出題レベルはほぼ同等にされており、合否判定基準に関しても同じ基準が採用されています。そのため、どちらが簡単でどちらが難しいという差はありません。

ちなみに私自身は日本FP協会で受験しました。理由としては、実技試験が簡単そうだったからです。

試験方式

FP試験は学科試験実技試験で行われます。学科試験に関してはきんざい・日本FP協会ともにまったく同じ問題が出題され、合格基準点も同じになります。

違いがあるのは実技試験。きんざいの実技試験は出題数が5問。すべて事例問題となり、各設問の配点は10点満点となります。合格ラインは50点満点で30点です。

日本FP協会の実技試験は出題数が20問。配点は各5点で、合格基準点は60点に設定されています。

合格基準はどちらも6割の正答率です。しかし、出題数が違います。きんざいの出題数の方が少ないため、より解答に時間のかかる問題が出題されると言えるでしょう。

受験資格

FP3級の試験は、学歴や実務経験に関わらず、誰でも挑戦できます。一方で、FP2級には受検資格があり、受検資格のひとつに「FP3級の取得」があります。つまりFP3級は、FP2級以上への挑戦の第一歩となるのです。FP3級の受験料は、学科と実技あわせて8,000円です

合格のためにやるべきこと

1 受験する機関を決める。

前述でも述べているように、FP試験には学科と実技の両方合格する必要があり、学科はどの機関で受験しても問題の傾向や内容が大きく変わることはありませんが、実技に関しては受験する機関(きんざいor日本FP協会)で試験問題の数や形式が変わってくるので、まずは公式HPをみて、自分が回答しやすいと感じた方で受験をする必要があります。

2 勉強時間を設定する

取得しやすい資格と言っても、やはり大切なのは日々の勉強です。私は毎日朝5時に起床して、仕事へ行く準備や朝食等を済ませたうえで、6時から約1時間勉強時間を抽出し、FP3級の勉強を3か月しました。毎日続けることが重要で、通勤通学のすき間時間や、寝る前の時間でもよいので1日の中に必ず勉強時間を確保する計画を立てましょう。

3 CBT試験やり方把握する

聞きなれない試験の名前ですが、簡単に言い換えれば「PCで行う一問一答」です。

当日の試験会場でPCを使って正解と思う回答にマウスでカーソルを合わせてクリックするだけの簡単な形式となっていますが、初見の方であれば、事前にネット等で確認しておくことをおススメします。

4 YouTubeを活用する

参考書を購入して毎日勉強していれば、疑問点や理解しずらい部分が出てきます。その時はYouTubeの解説動画を参考に勉強することをおススメします。実際私も参考書をメインに勉強を進め、分からない部分はYouTubeの解説動画で補填しました。

5 過去問を解きまくる

試験問題はほぼ過去問の内容と同じものが出題されるため、学科及び実技の過去問を解き続けることで合格点に近づくことができます。

毎日やる時間がないという方は、勉強の計画を立てる際、2か月は参考書とYouTubeで基礎を勉強し、その後1か月間は過去問のみを解き続けると設定すればいいと思います。実際私も3か月の勉強機関をそのように割り振り、合格をすることができました。

まとめ

FP3級は資格の中でも比較的取得しやすいだけでなく、お金の勉強にもなるので、知識としても日常生活に役立ちます。

受験費用は8000円と少しお高めですが、勉強時間も約3か月ほど確保すれば合格率もかなり上がります。

資格を何か取りたい。役立つ資格が欲しいとお考えの方は、ぜひFP3級を検討してはいかがでしょうか。

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