京都でおいしい和食が食べたい。だけど京料理とかは値段が高くてなかなか手が出ない。
そんな方におススメするのが、ヘルシーでおいしい「お豆腐料理」です。
今回は京都駅周辺で見つけた豆腐料理店「不二乃」さんについて紹介していきます。
京都の豆腐「京豆腐」
良質な水がある
そもそも、どうして、京都でおいしいお豆腐が作られるのでしょうか。それには、良質で豊富な水に恵まれた、京都の地形に理由があります。
豆腐の原料は、大豆とにがり、そして水です。「豆腐は水でできている」といっても過言ではありません。豆腐作りにおいて良い水とは、ミネラル分が少ない軟水のこと。ミネラル分が多いと、大豆のタンパク質と結び付きが強くなり硬くなってしまうそうです。だから、軟らかな豆腐作りには、京都盆地の下を巡るミネラル分が少ない軟水が必要なのです。
精進料理との関係
精進料理は、仏教の戒律に基づいて動物性の肉や魚介類を使用せず、野菜や穀物、海藻や種子といった植物性の食品だけで料理を作ります。しかしどうしてもタンパク質が不足気味になってしまうため、タンパク質が豊富な豆腐や湯葉を摂取するようになりました。
独自の製法で作られた
。もう一つは、豆腐の製法や凝固剤に工夫があることです。京都の豆腐は、絹・木綿とは異なる、なめらかでコシのある口当たりの「嵯峨豆腐」が有名ですが、これはにがりの代わりにすまし粉という凝固剤を用いたことで生まれたものです
不二乃とは
1964年の創業以来、北野天満宮のそばで「安心・安全・おいしい」おとうふを販売しています。
生ものであるおとうふを早くから全国発送し京都の味をお届けしたり、「豆富ブティック」と呼ばれるおしゃれなとうふ屋さんを作ったり、今ではメジャーになった豆乳スイーツの先駆けとなるソフトクリームやドーナツを生み出したりと、様々な挑戦をしているお店です。
とうふ料理の店やトーフカフェは東京にも出店し、もっと身近にとうふを感じてほしいという思いから斬新な取組をしている新進気鋭のお豆腐屋さんです。
お店のメニュー
今回はランチでスタンダードに豆腐膳をいただきました。
最初は食前酒ならぬ食前豆乳が出て、豆腐料理への期待値が上がりました。
味は大豆の風味がしっかりしているのに、口当たりがすっきりしてて、とてもおいしかったです。
次に出てきたのは、ダシにつけた豆腐と、ゴマ豆腐に湯葉でした。
ダシが薄味で豆腐の味と上手くマッチしてておいしく、また、ゴマ豆腐はゴマの風味と味がしっかりしている一品でした。
湯葉は醤油とわさびと一緒に食べると、歯ごたえがあり、とてもおいしい湯葉に仕上がっていました。
次に出てきたのが、温豆腐でした。
このままでも十分おいしかったですが、昆布やゴマ等をトッピングして食べると味変ができて、様々なお豆腐の味が楽しめました。
しかもこの温豆腐は御代わりができるということで、私は2回御代わりさせていただきました。
最後にご飯ものである七草がゆとコロッケが出てきます。
コロッケが脂っこくなく、サクサクです。お漬物やサラダとのバランスが良くて、量が多く見えますが、全部完食できました。
アクセス
京都駅伊勢丹11階 レストラン街「イートパラダイス」午前11時~午後10時
上記の場所と営業時間です。おススメは、昼時前に店前に行き、そのまま入店できればよいですが、何組か待つ場合は、予約だけ取り、伊勢丹を散策しながら時間を有効活用するといいです。
まとめ
京都旅行で、美味しいものが食べたいけど、何がいいか迷ってしまうという方は、お豆腐料理をおすすめします。
特に今回紹介した「不二乃」さんはお豆腐屋さんが営む和食屋さんで、お豆腐と湯葉をメインとした料理がリーズナブルに味わえて、地元京都の人たちからも人気のお店です。
ぜひ一度、不二乃さんへ足を運んでみてください。
コメント